ナチス残党を追う系の作品としては
佳作かな。『ブラジルから来た少年』
『アイヒマンを追え!』などに比べると
実際に存在した人物の話しではないので
面白味は薄い感じがした。
話の性質もちょっと違うとい…
E・Gロビンソン演じる探偵役が、
逃亡したナチの残党を追うっていう、「黒い罠」とかに比べればだいぶシンプルで見易いスリラー。
ただ、逃亡者たるウェルズを追い詰めるのが探偵ではなく、騙され、神経衰弱が…
ナチス残党狩りにあう
ダークなオーソン・ウェルズ
狩りに執念を燃やす戦犯聴聞会
収容所所長を釈放してコンタクトを
取らせようと目論む
コネチカットに潜伏していたチャールズ・ランキン
あらゆる方…
妻が真相を知るシーンが完全に『スパイの妻』。
オーソン・ウェルズ、ロレッタ・ヤング、エドワード・G・ロビンソンの人物造形が実はかなり異様で、途中から俄然面白くなる。
前景・後景というよりも今回は上と…
ナチ残党狩りを描いたオーソン・ウェルズ監督によるミステリー作品。
相変わらずカットの美しさは冴え渡るが、後半に進むにつれてストーリーの粗が際立つ。
『黒い罠 (1958)』においても同様の事が言え…