アンソニー

マルサの女のアンソニーのネタバレレビュー・内容・結末

マルサの女(1987年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ面白い。
あくまで国税局査察官の魅力を
描く事に注力しているのが最高。
派手なアクションだとが
そういうのがあるわけでは無く、
仕事をやり遂げる者たちの格好良さを
誇張する事なく見せてくれるのがいい。

それに音楽がマジでいい。
これ以外無いってくらいにマッチしてる。
そして汎用性が高すぎる。
どのシーンに使っても合う。
この映画の全てのシーンに合う。
万能過ぎる。

ストーリーも分かりやすい。
税金の難しい話を魅力的なキャラたちの
会話劇で理解しやすいものにしてくれてる。
一方で一人では敵わなかった相手に
主人公がレベルアップする事で
勝てるようになるという
いわゆる王道のストーリーでありながら
税金の難しい部分が単調にはさせない。
見事なまでのバランスだと思います。

登場する人もいいキャラしてるし、
敵に感情移入させるのも上手いし、
ストーリー進行を邪魔しない
軽いギャグも素晴らしいし、
上げればキリが無いほどに
魅力の詰まった映画でした。
何回でも観れるよコレ。