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マルサの女のICHIのレビュー・感想・評価

マルサの女(1987年製作の映画)
3.4
30数年ぶりに観たが、設定の面白さに改めて感心する。主役の宮本信子と敵役の山崎努の関係性もいいし上司の津川雅彦も他の作品に見られがちなやりすぎ感がなく、貫録を感じさせる。が、山崎努の息子のエピソードが蛇足でそこと繋げるための宮本信子の息子の存在も生きてない。また、マルサのチームの描き方が単調でハワードホークスの作品のようなワクワク感が湧き上がって来ず、クライマックスのガサ入れのシーンが今ひとつ盛り上がりきらない。
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