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マルサの女のkazu1961のレビュー・感想・評価

マルサの女(1987年製作の映画)
3.6
「マルサの女」
1987/2/27公開 日本作品 2018-236
日本アカデミー賞最優秀作品賞
再鑑賞シリーズ
1988年第11回 日本アカデミー賞最優秀作品賞

本作の伊丹監督の制作動機が面白いです。伊丹監督は『お葬式』などのヒットによる収益を「税金でごっそり持って行かれ、税金や脱税について興味が湧いたため」と語っています。
マルサという言葉や脱税とは?みたいなことを本作から知った人は私同様多いでしょうね。
この作品後、「○○の女」と銘打った作品は、4作作られる事になり、またそれとともに主演・宮本信子を、日本を代表する演技派女優へと転進させた点で、本作は伊丹映画の路線を決定付ける記念すべき作品となったと言えるでしょうね。
題材とその描写は伊丹監督らしいですが、少しストーリー展開が弱い気がするのは私だけでしょうか。

国税局査察部(通称マルサ) に勤務する女性査察官と脱税者との戦いを、コミカルかつシニカルに描いたドラマ。監督・脚本は伊丹十三。第11回日本アカデミー賞(1988年)において最優秀作品賞、主演女優賞(宮本信子)、主演男優賞(山崎努)、助演男優賞(津川雅彦)、監督賞および脚本賞(伊丹十三)を受賞し、主要部門をほぼ独占した。
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