とーるさんし

赤いドレスの女のとーるさんしのレビュー・感想・評価

赤いドレスの女(1979年製作の映画)
3.9
ジョン・セイルズ脚本なので観たが頗る面白い。

農家の女性(ポセイドン・アドベンチャーのあの女の子)が街に出かけた際に赤いドレスの女と会ってからどんどん転落していく溝口めいた話だが、次々と衣装を20着以上変えていく「着替える」映画になっているのがポイント。この着替えはラストでも出てくるが、それを理屈っぽく見せないところが偉い。

クライマックスの銃撃アクションも簡潔で中々良いし、ラストで周り巡ってOPとダブらせる構成も見事。ルイス・ティーグの最高作と思う。
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