ハローダギー

霊幻師弟/人嚇人のハローダギーのネタバレレビュー・内容・結末

霊幻師弟/人嚇人(1983年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

こんなむちゃくちゃな映画、なかなかない!ストーリーに触れようとも、私にはどう記せばよいかわかりません!ある意味、サモハン香港映画のエッセンス凝縮映画。面白いんだけど、とにかくむちゃくちゃです。

この映画を知ったのは、中学生の時に繰り返し観ていた『プロジェクトA2』のビデオの最後に入っていた予告編集でした。

記憶では、ナレーションで『ルーチョが…、ルーチョが…』と早口で連呼してストーリーを語り『とにかくみればわかる面白さー、卵がのどにつまったー』で終わる予告編。これ、わかる方にしかわからないかと思いますので、どうぞ聞き流してください。

30年以上前のこの予告編が頭にこびりつきながら、本編を観ることは一生ないと思っていましたが、まさかのブルーレイ化で観ることが出来ました。発売元のツインさん、本当にありがとうございます。

とにかく、私にとっては、44歳で惜しくも亡くなったラム・チェンインが道士役でみれるのが喜びです。本作ではなぜかヨボヨボなお爺さん道士役で登場しますが、中盤、終盤で見せてくれる姿は、端々にキレがありカッコ良さを隠せません。
サモハンも、道士衣装を着るシーンが少しありますが、やはりあまり似合いません。でもみれたのはうれしい。
とにもかくにも、ラム・チェンインの道士姿こそが、スクリーンにふさわしいのだと思いました。