のんchan

ダンス オブ テロリストののんchanのレビュー・感想・評価

ダンス オブ テロリスト(2002年製作の映画)
4.0
ハビエル・バルデム主演❗️
しかも監督がジョン・マルコヴィッチ❗️
(マルコヴィッチ監督はこの作品の5年前からハビエルの演技に注目し出演オファーをしていた)
有名作『夜になるまえに』の2年後で、ハビエルも絶好調期💫

南米ペルーに実在の左翼ゲリラ《センデロ・ルミノソ》を下敷きにした原作を基に製作された社会派サスペンス。
凄く練られていて面白かったのに、なぜ人気がない?というかほとんど観ている人がいないのかが不思議😮お勧めしたい‼️

ハビエルは元弁護士ながら、転職して警察学校から入り直し警部になった超エリート役。
36歳設定ながら、口髭を蓄え渋く落ち着いた雰囲気の妻子持ち。

自爆テロ集団のリーダー《エセキエル》を追う警部レハス(ハビエル)が部下と綿密な計画で情報入手し、ゲリラを対峙して行く...という展開の中に、バレエ教室を主宰しているヨランダ(ラウラ・モランテ)の存在が鍵となる✨

題名にも絡むけれど"ダンス"というwordで"踊り"を挟み込んでいる。
前衛舞踏(白塗り舞踏)のステージやコンテンポラリーダンスがアクセントに入っている。
レハスの娘がそのバレエ教室に通っている。

レハスは妻子を愛しているが、家族としての愛であり、男女のそれはいつしか...そんな頃、ヨランダと親密になっていく。
ハビエルってエロいよね〜💗少し年上?で妻とは違う魅力のヨランダに惹き込まれていく...

南米の事件は『シティ・オブ・ゴッド』で幼ない子達が犯罪に絡む痛みをよく表しているが、こちらも子供や制服姿の女子がテロ行為に走る。かなりインパクトのある映像がある。

そしてもう一つ動物愛好家はこの作品は辛いと思う。街灯に吊るされている犬の死骸(現地のしきたり)が沢山出て来たり、随分と残酷な映像もあります。

テロバイオレンス、政治的サスペンス、アクション、大人のラブロマンスと全体的なバランスはとても良い。

でもなんだろう?若干の違和感があるのが、スペイン俳優ハビエルが英語を話している事。そして、それが分かり難い発音なので、英語が活かされていないところかも?(マルコヴィッチ監督が英語での出演に拘っていたのがネックだったのでは?)現場はスペイン語圏なのにね🤔
そこかな?やっぱりスペイン語圏の俳優は母国語で演じて欲しい‼︎ その発音を聴きたいのだから❣️顔と言葉が一致した方がBestよね?

作品内容は決して悪くないです💫
のんchan

のんchan