ジョン・マルコヴィッチ監督作。
南米で次々に起こる連続爆弾テロの首謀者を追い続ける弁護士から警官になった真面目な刑事を描く。
実在のペルーのテロ組織が元ネタらしく、映画全体が結構地味で淡々と進行していく。首謀者の潜伏先をゴミをあさって突き止める地味な攻めかたでハリウッド映画の展開はしない。が、刑事のチームものみたいなうっすらのテンプレートはある。ジョン・マルコヴィッチらしさみたいなのはよくわからないが、重々しく進行していく。
刑事をハビエル・バルデムさんがチョビ髭生やして演じている。凄い顔してるけど、フェロモンはだだもれ。仲良くしてた娘のバレエ教室の先生がもしかしてテロの…みたいな展開の時の「えっ！本当かよ？！」のハビエル・バルデムの表情がホームラン級。こうゆう芝居をすくいとるのがジョン・マルコヴィッチらしさなのかな。
仕事漬けの刑事の奥さんって人生に疲れた系が多いけど、本作はパリピの能天気な奥さんな所がジョン・マルコヴィッチらしさ？
