まめだいふく

私の愛したブルネットのまめだいふくのレビュー・感想・評価

私の愛したブルネット(1947年製作の映画)
3.0
 完全自己満足でお送りする不定期企画『レビュー0件映画を鑑賞してみた』
 これはFilmarks内で未だレビュー投稿のない作品をあえて鑑賞し、レビューを書いてみようじゃないかという、無謀かつ誰得な企画です。

 とりあえずのルールとして、Markされていても、レビュー欄が空欄だったり、あったとしても「記録」や「過去鑑賞」のような、レビューとは言い難い内容の書き込みもレビュー無しとみなします。

 さて、今回鑑賞した作品は……
 『私の愛したブルネット』 LDで鑑賞 ※LDの邦題は『腰抜けてんやわんや』
 1947年 アメリカ  コメディ   先客4名様

 ハードボイルドに憧れる写真家ロニー・ジャクソンは死刑囚。彼が最後に希望したのは新聞記者と話をしたいということ。彼がどうして死刑囚になってしまったのか、それを新聞記者に洗いざらい打ち明けようというのだ。
 事の始まりは、彼の店の隣に事務所を構える探偵サム・マックロードがロニーに留守番を頼んだこと。ちょうどそのタイミングで依頼者が事務所にやって来る。カルロッタ・モンテの名乗るその夫人は、ロニーを探偵と勘違いし、誘拐されたらしい夫とその犯人を探し出してほしいと依頼する。普段からハードボイルドに憧れていたロニーは、探偵のふりをして、よく考えもせずにその依頼を引き受けてしまう。
 何となくそれっぽい捜査を続けていくうちに、ロニーは国際的謀略らしきものに巻き込まれていく。そして依頼者の夫人にもある秘密があることが分かり、更には捜査のさなか、殺人の濡れ衣を着せられてしまう。

 どことなく『ジョニ-・イングリッシュ』みたいなノリのドタバタサスペンス・コメディ。
 テンポも良く、二転三転する展開がなかなか面白い。
 いきなりのメタ発言や、こちら側に語りかけてきたりと、第4の壁を破ってくる演出もあり。
 投げたナイフが顔をかすめるシーンはヒヤッとした。合成映像には見えないし、リアルなCGもないこの時代に、どうやって撮ったんだろう? まさか本当にギリギリ当たらないように投げてる?

 所々字幕が消えるのが早すぎて、何回か早戻しした。速読の練習用? なわけないか。
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