拘泥

妖刀・斬首剣の拘泥のレビュー・感想・評価

妖刀・斬首剣(1985年製作の映画)
4.4
圧倒的にバカで真っ直ぐなゴールデンハーベスト産のトンデモ剣戟。迷走中のショウブラザーズが出したメルカリで45000円とかで売られてるトンデモの『魔』と同時期に両方とも観たのだが、こっちの方が全然おもしろくゴールデンハーベストの勝ちが印象付いた。
イカした撮影、速い編集、マジふざけ、良い。ワイヤーでその名を轟かすチン・シウトンのワイヤー術がギャグに至るまで余すところなく発揮されマジ漫画。ラスト前からかけての忍びしばき、一騎討ちのアクションは極めて良い。ドラマたっぷり武士宮本(武蔵)に対して、コミカルバカ師匠の存在ぐらいしか感傷も感じ得ないはずの剣聖に、何故かラスト哀愁を思わせられ敗北。DVD購入に至った。
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