桔梗F

妖刀・斬首剣の桔梗Fのレビュー・感想・評価

妖刀・斬首剣(1985年製作の映画)
4.0
「チャイニーズゴーストストーリー」シリーズで有名なシウトン監督の剣劇アクション!

まず観ることのない昔の無名香港時代劇アクション映画ですが、実はトンでもないぶっ飛び映画なのです(゜ロ゜;

古来、10年に一度、中国と日本の両国から最高の武術の達人を出して戦わせる習わしがあった。これに勝つために日本は忍者を使って、少林寺から秘伝法を奪っていった。中国の代表は“剣聖“と呼ばれる青雲、日本代表はあの有名な剣豪・宮本…(゜ロ゜;

宮本一郎でした(笑)←だれ?( ;∀;)

まあ二刀流だし、めちゃくちゃ強いし、ラストバトルはほぼ巌流島なので武蔵がモデルですが。

映画自体はものすごく真面目に作っており、シリアス路線で笑えるところなどないはずなのだが、爆笑である(笑)

日本の文化考証がことごとく間違っているのです!※「ライジングサン」や「ローグアサシン」をイメージしていただければ

評価できる点は
・殺陣が素晴らしい!
ワイヤーアクションだが剣を使ったアクションは下手な邦画時代劇より数段上のレベルの高さ

・日本人武士、宮本一郎(笑)が武士道精神にのっとったいいやつ

中国映画に出てくる日本人の大半は卑劣な悪役だが、本作では正義感あふれる好人物に(^-^)

では、変な点は…
・基本設定が、少林寺vs金閣寺(苦笑)
いやいやいや…金閣寺に武僧はいないし

・ニンジャがやばすぎ(笑)
歴代ニンジャ映画の中でも最強の部類に入る強力ニンジャたちが登場( ;∀;)強すぎ( TДT)

切られると爆発するし、凧に乗るし、エロいし、巨大化するし

こんなニンジャ達がいたら日本は世界征服できそうなくらい凄いのがたくさん(;゜∀゜)

ストーリーは少林寺代表「剣聖」vs金閣寺代表?「宮本」に中国の聖剣荘と徳川幕府(ニンジャ&虚無僧)の陰謀が混じり、淡いロマンスも入り戦いまくるという…

特に終盤のニンジャ乱戦は手が飛ぶ、首が飛ぶ、体真っ二つなどスプラッター要素も満載。

ラストの一騎討ちもそれはそれは凄いことに( TДT)※観た人は100%つっこみます

まずぶっ飛び映画好きさん以外は観る必要がまったくない低知名度映画ですが、なぜか日本でもデジタルリマスターされてるという(;´д`)

リマスターDVD手にいれました画質が異常によく感動してしまいました(;´_ゝ`)

問題は日本で100枚も売れないのでは?(T-T)
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