『グリーン・インフェルノ』鑑賞会など、Filmarksの皆さんがスプラッター映画で楽しんでいるのを常々羨ましく感じていた今日この頃。
「クリスマス・イブのこの日に一皮むけて、Filmarks的常識人!®(嘘)に近づくんだ!」という決意を胸にDVDをプレーヤーにセット!
スプラッター映画を観るのは初めてなので、半ばドキドキしながら鑑賞しました。
が…「僕の食人族、みんなの食人族となんか違うみたい…泣」
それも鑑賞後に気付いたという体たらく。杭が体を貫いて喉から出るシーン無しにエンディングを迎えたことで、「何かおかしい」と思って、本作の題名に『最後の晩餐』という余計な5文字が入っていることに気づきました。
以下、一応レビューしときます。(ネタバレ含む)
――――――――――
恐竜の化石を探すため、教授とその娘(主人公①)は南米のある街にやってきます。調査地までのフライトは明日ということで、その間に若い「化石ハンター」の男性(主人公②)から一緒に連れて行ってくれと頼みこまれ、教授は搭乗を許します。
その後色々あって、小型機はアマゾンの奥地に墜落。一緒に搭乗していたポルノビデオ撮影隊や元軍人夫婦もそれに巻き込まれます。
そして一行は食人族の住む森の中に足を踏み入れ…
が、いかんせんこの件が長すぎる。なかなか食人族が出てこなくて、観ているこっちの方がハラハラしだします。やっと登場してくれたと思ったら、グロ描写が全然過激じゃなくて、これなら『プレデター』の方がまだグロイじゃないかという始末。
そして、最もいけないのが、食人族がラスボスじゃないんですこの映画…(ネタバレ)。
・・・
この映画で食人族は「アイコン」のように使われており、一行を襲う脅威の一つでしかないのです。それはワニとかピラニアとかと同列なのです。残念ながら。
出会う前から食人族を怖れていたものの、いざ出会ってみたら食人族に殺されたのは実質一人で、そこにはほとんどグロさが無いというガッカリ感。未開の地で未知の部族に襲われる恐怖感など全くないんです。
鑑賞する方としては「えっと、何を観ればいいんだっけ…」となって、「とりあえずおっぱい見とけばいいか…」と最大限の妥協をするハメになります…
――――――――――
クリスマス・イブに何をしていたんだという気になる本作、声を大にして言おう。「全くオススメしません!!」
が、「誰もレビューしていない映画をレビューする」という野望を(全く偶然ながら)達成できたことだけは少し嬉しかった…かな…