真っ黒こげ太郎

魔境のいけにえ/食人族 最後の晩餐の真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

2.5
今度は中盤にしか食人要素が出ない!!!!

だから少ねぇって!!!w



立ち入り禁止の保護区でありながら、何やら恐竜の化石や宝石がガッポガッポ獲れるという秘境、恐竜の谷。
探検家ケビンや大学教授のイバニェス、そして人が多すぎて名前を覚えきれねぇ(笑)愉快な仲間達が発掘調査の為にセスナ機で恐竜の谷まで向かう。

しかし、セスナ機が乱気流でぶっ壊れ、ジャングルの中に不時着!!!
パイロットとイバニェス教授とモデルの女子が死んでしまい、一行はジャングルを彷徨うハメに。
しかし、そのジャングルの中には凶暴な食人族がうろつき、辺りには底なし沼が点在し、ヒルやら蛇やらワニやらピラニアも居る超危険地帯だった!!!

更に同行した元ベトコンの男が暴力で皆を支配しようとしたり、悪徳採掘業者のチーナ(こんな名前でも男だw)率いる悪党軍団にとっ捕まったりでエライ目に!!!


化石や宝石を探しにやってきた一行が、ジャングルでエライ目に遭うサバイバル・ホラー。

こんなタイトルだが、食人要素は中盤の「沢山ある難所」の一つとしてしか描かれず、グロやカニバル要素はあんまりない。
内臓を抉る描写やピラニアに足を喰い散らかされるグロ描写はよう出来てるが、他に目を見張るような残酷描写はそれぐらいしかない。(おいおい)

本作はむしろアクション・アドベンチャーの要素が強く、乱暴な仲間が牙を剥いたり、その地を支配する金持ち悪党軍団と戦ったりするという、アドベンチャー映画ではよくあるベタな展開が連続!!!
探検家の主人公が飄々としたタフガイなのもお約束。w

アクションシーンは多いし、随所にエロいサービスシーンもある。
しかしまぁ、本作は何と言うか、色々な要素を詰めすぎて薄まってる感がある。
食人要素も、グロ描写も、サバイバル要素も、エロ描写も、悪党との闘いも、全てがアッサリしすぎて薄ーい。
キャラの個性も、アクション要素も、クライマックスの対決に至るまで薄ーい!!w

作者なりに盛り沢山な内容にしたかったんだろうけど、もうちょっと各々の要素を充実させても良かったんじゃなのか…。
話も変な所が多いし、何だかなぁ…。(つーか主人公もヒロインも性格軽すぎ!!!)

後最初と最後に流れるマリオカートチックなBGMにはものっそい脱力させられるぞ!!!w


正直、盛りまくった内容自体は悪くないが、出来の荒さ故に肝心の味が薄まって締まっあ感のある本作。
余り出来は良くないのでオススメはしずらいかな…。