職人リチャード・フライシャー監督らしい恐怖感を煽る演出や突発的なアクション、ハッタリズムなどが見もののスリラー映画の秀作。
二転、三転するどんでん返しの連続でビックリすること間違いなし。また、映画全体を覆うモノクロ映像もどこか冷酷な感じで見応えがある。ヒッチコックとはまた違った意味で怖い。
本作のキーパーソンとして出演した役者オーソン・ウェルズが主役の悪人二人組を完全に食っておりさすがの貫禄。後半からどんどんハイテンションになる。
所謂、計画殺人モノとしてはかなり上位に入る出来栄え。未見の方は是非。