ベビーパウダー山崎

強迫/ロープ殺人事件のベビーパウダー山崎のレビュー・感想・評価

強迫/ロープ殺人事件(1959年製作の映画)
4.0
人殺しのキチガイをこれほど魅力的に映せるのはフライシャー先生だけ。知的でありながら幼い、過剰に見せようとすると途端にダサくなるキャラクターだけど、フライシャーは逆にそぎ落としながら本質の生々しさ(根っこにある気持ち悪さ)を追求していくので今見ても古臭さは一切感じない。フライシャーの実録殺人ものはどれもこれも最高。北九州監禁殺人事件もフライシャーに撮ってほしかった。