パブリックドメイン作品を扱っているYoutubeチャンネル、Cult Cinema Classicsで鑑賞可能な作品(一応日本語字幕も設定可)で、20年前に焼死した男の屋敷で起こる惨劇を描いた70年代カルトホラー。アレンジされた「きよしこの夜」が聴けるオープニングから良い雰囲気です。
あらすじを読んでいなかったので、ミスリードとも言える序盤のある登場人物達の展開には少し驚きました。終盤明かされる設定にはかなり強引な所が有りますが若干前ノリというか唐突なショックシーンは描写こそ控えめなものの歯切れが良く印象的で、犯人視点&被害者視点のアングルも時代を考えれば先進的。また、中盤の精神疾患の患者達がメインの回想も陰影が深く今作もレトロなのに更に輪をかけたレトロさが魅力となっています。
弁護士の愛人役の女性(アストリッド・ヒーレン)がいかにも60年代後半~70年代前半テイストで〇。