氷雨水葵

劇場版 空の境界/第六章 忘却録音の氷雨水葵のレビュー・感想・評価

3.4
2024年12本目

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◆あらすじ
1999年1月、黒桐幹也の妹・鮮花(CV:藤村歩)は師である橙子の依頼を受け、礼園女学院で起こった妖精による記憶忘却事件を調査することに。

だが、妖精を見ることができない鮮花に秘密兵器としてあてがわれたのは、恋敵・両儀式(CV:坂本真綾)だった。

調査を進める鮮花と式だったが―――。

◆感想
続け6章を鑑賞・・・と思ったけど、なんだこの毛色の違うストーリーは(笑)前作が壮絶だっただけに、学園ミステリー風味はもはや空の境界じゃないみたい…。まぁ鮮花が主役だから、こういう内容になるのは仕方ないのか。正直、鮮花みたいなウザイ妹キャラは苦手だからテンションは上がらなかった。唯一おおおお!ってなったのは、黄路美沙夜の声が我らが歌姫・水樹奈々様だったってことかな。置鮎龍太郎演じる玄霧皐月もなかなかいいキャラでしたが、出番はそんなになかったし、式の記憶を戻しただけであっけなく姿を消しちゃった。そんなに幹也に似てないと思うのだが。むしろ衛宮切嗣に見えるがな。

てか、鮮花の幼少期が完全に遠坂凛なんだが(笑)

んん~正直見どころはない・・・が、強いて言えば水樹奈々による「よくってよ(連発)」「手をお引きなさいな黒桐さん」のセリフがいろんな意味でぐっとくること。悪役は似合わないのだけど、こういうお嬢様系は意外と良いかも。個人的に、心のなかではスライディング土下座するほどありがてぇセリフ。終盤の礼拝堂でのバトルシーンは原作より派手になっているそうで、確かにめったにみない鮮花が魔術を使うシーンだったので、見どころはここかな。迫力があって鮮花がすごくかっこよく見える。園女学院の制服を着た式は眼福。普段の着物姿とギャップがありすぎてやばい。絶対、どんなコスプレしても似合うやつやん。水槽を覗いて餌をあげようとしている式が可愛い。「無断でエサをあげないでネ」の文字にむっとしている姿がなんとも愛らしく、いつもの「俺」な式とは全然雰囲気が違いました!

血の気の多い章がほとんどなので、箸休めにはぴったりなストーリー。
氷雨水葵

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