HK

ゴースト・ライトのHKのレビュー・感想・評価

ゴースト・ライト(2006年製作の映画)
2.5
アマプラの劇場未公開の掘出物が2本続いたので調子に乗って3本目に手を出したら、今回はハズレでした。
おひさしぶりのデミ・ムーアは相変わらずキレイでしたけど。
原題は“Half Light”(薄明り、それとも灯台の灯りのこと?)

シネスコサイズの綺麗で落ち着いた映像はB級感も無く、主人公はミステリー作家、舞台はイギリスの孤島、灯台、一軒家、霊と交信する女、忌まわしい過去の事件、とホラー・サスペンスの材料はしっかり揃っていて、途中までは期待が持てたんですが。
ホラーもサスペンスともどっちも中途半端でした。

サスペンスの間にちょこちょこと明らかに霊の存在を示すと思われる超自然現象も挟み込まれますが、思わせぶりなだけで伏線としても弱く、たいして物語の役に立っていません。
灯台での過去の惨事と現在進行形の事件との繋がりなんかも、もっとうまく印象づけることができただろうにもったいない、などと思ってしまいました。

結局、ホラー要素は添え物で陳腐なサスペンスとわかってからは急速に興味も失せ、クライマックスで2回も寝落ちして巻き戻す(←死語?)始末。
やっぱり、劇場未公開作をランダムにセレクトして3本連続当たりを引くほどの強運ではなかったようです。
まあ、運のムダ遣いをせずに済んだと前向きに捉えて、次に臨みます。
HK

HK