プリンス

ドライブ・ファースターのプリンスのレビュー・感想・評価

ドライブ・ファースター(2010年製作の映画)
2.3
言っておきますが、私の家にポケモンはおりません。迷惑しております。あ、失礼しました。エアコンは適切に使いましょう。プリンスです。さて、そんな事より、映画のレビューであります。
ニコラス×アンバーの「ドライブ・アングリー」なんて映画がありましたね。違いますから。なんと今回は、ルー・ダイアモンド×エステラの「ドライブ・ファースター!!」本家がたいして面白くないのに、勇み足であやかって損した感じであります!オリンピック佐野氏も真っ青なパッケージに漢気を感じまして、300円で購入です。これまた内容が、パッケージの雰囲気とはあまりにもかけ離れており、二度楽しめる訳であります。セルビアの人身売買組織の巨大な陰謀と対決するルー・ダイアモンド・フィリップスの、割とつまらなめなシリアスなお話でありました。そこには、ラ・バンバも、ヤングガンも無く、ただただ疲れたお節介なガードマンのオッサンが、孤軍奮闘するだけであります。運命の悪戯であります。ジャックバウアーにはなれない、ルー・ダイアモンド・フィリップス!!レビューを書くのも嫌になる、名前が長すぎたのが致命傷であります。そして、ヒロインのエステラ・ヴォーレン。誰だか知りませんが、役どころが、NPO法人性被害の女性を救う会、みたいな所のカウンセラーですよ。いつ、ブチキレて変身するのかと待ちわびましたが、このジャケットの様なコスチュームでは一度も現れませんし、銃なんかぶっ放しません。そして、腑に落ちない不条理な揉み消しエンディングで映画を観終えた後に、腑に落ちない不条理ジャケットを眺めて三度楽しめる訳であります。多分この映画、真面目に撮ってるんですよ。このジャケットと、ルー・ダイアモンド・フィリップスの長すぎる名前のせいで、びっくりする程損しておる訳であります。
余談ではありますが、ルー・ダイアモンド・フィリップス。この人、歳とともにメキシコのスリの様な顔つきになってきておる訳であります。さっさと改名して、ダニー・トレホ枠を狙って頂きたい訳であります。それではまた!
プリンス

プリンス