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なまいきチョルベンと水夫さんのBUSSANのレビュー・感想・評価

4.1
千鳥の相席食堂開店〜♪

民生「相席を〜 見てる途中で〜 ツッコミたければ止めるよ 相席食堂〜 」


本日の映画は…

『なまいきチョルベンと水夫さん』(1964)

スウェーデン作家、A・リンドグレーンの人気作を映画化したハートフルストーリー


〜上映〜

ポカポカ陽気の中、自然豊かな海辺の風景が映り込む

バックにはこれまた陽気な口笛が流れる

主人公と思われる女の子がスキップしながら犬を連れ歩いている

男の子が「ヨッケ、ヨッケ」と名前を呼びながらウサギを追いかけている

非常に和やかな映像が続く

女の子が春の訪れを祝う唄を口ずさむ

女の子「ラララ、ランラン、ラララ、ラン、ラララ〜」


…ジャボーン!!!!!! (海に落ちる音)


女の子「助けて 水夫さん!!助けて!」


ボタン「ちょっと待てぃ!!」


ノブ「どんなオープニング!!!」

大悟「あんなに楽しそうにスキップしよったのに」

ノブ「急展開すぎんのよ、完全に油断しとったわい」



〜再生〜


女の子「水夫さん 早く おぼれちゃう」

すると連れ歩いていた犬が勢いよく飛び込み女の子を助ける


ボタン「ちょっと待てぃ!!」


ノブ「水夫さん、犬かい!!!」

大悟「まだ始まって2分やのに面食らったわ」

ノブ「タイトルから騙されてたわ」



終始こんな調子で、ボタンめり込むんやないかと思うぐらい押しまくりましたとさ

終わり



いやー、想像以上にいい映画でした。
もっと評価されてもええと思います。

なるべくジャンルは偏らずに見ているつもりですが、こんな清々しい気持ちにさせてくれた映画は久々な気がします。


あ、何事も無かったかのように普通にレビュー始めますね(笑)

舞台は "ウミガラス島" という架空の小さな島。児童小説原作『わたしたちの島で』を基に、チョルベン一家と、島の住民、動物たちのふれあいを描いた作品でございやす。

冒頭からチョルベンのダイブと "水夫さん" というネーミングの愛犬に面食らいましたし、登場人物みんなが愛くるしい。

特にお気に入りのキャラが、大のお話し好きで、カラスに "地獄に落ちろ" と言う強烈なワードを教えているモンチッチの前髪をした歯抜けの少女、スティーナ。

ノブ「クセがすごいんじゃ!!」

言動がいちいち可愛いんです。

ウサギの "ヨッケ"を愛する少年ペッレは、わんぱくながら芯が通ったこれまたええ子でして、彼が最後に取った行動には不覚にも胸を打たれました。

子供向けの作品だと侮れない、何か光るものがこの映画には宿ってます。

『ミッドサマー』を "陰" とするならば、こちらは "陽" です。同じ北欧映画ですが、あれの対極に位置するのが本作でございやす。

『ミッドサマー』を観て病んでしまった人にとっては、心を浄化してくれる抜群の特効薬になると思います。





以下ネタバレありの感想



↓↓↓














ペッレ 一家「グルルルルル…ボン!!!」

※見た人はわかります
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