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デッド・オブ・ナイトのHKのレビュー・感想・評価

デッド・オブ・ナイト(1974年製作の映画)
4.4
実は『暗闇にベルが鳴る』(74)よりだいぶ好き(製作年同じになっていて、先に『暗闇』が来てるデータあるけどこちらが先なのではないか?)。ヴェトナム帰還兵+ホラーということでまあゾンビものなんだけど、その帰還兵の両親をジョン・マーリーとリン・カーリンのカサヴェテス『フェイシズ』(68)コンビが演っていることからもただのB級映画でないことが分かる(ちなみにカーリンはロバート・アルトマンの秘書だったのをカサヴェテスが略奪した)。『死体と遊ぶな子供たち』(72)でデビューし、カナダホラーのパイオニアと言われるクラークだが、そのジャンル選択は映画を作るための方便に過ぎないのだ。『ザ・フライ』(86)のラストを連想せずにはおれないラストは何度観ても号泣してしまう。特殊メイクはトム・サヴィーニ。
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