めしいらず

デッド・オブ・ナイトのめしいらずのネタバレレビュー・内容・結末

デッド・オブ・ナイト(1974年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

親にとって我が子はどんな姿形になろうとも愛おしいものなのだろう。たとえ殺人者であろうとも。たとえゾンビになろうとも。戦場で死んだと知らされた息子の嬉しい帰還は束の間のぬか喜びとなる。面影なく変貌した雰囲気。帰還後に次々起こる殺人事件にどうやら息子が関与しているらしい。公正と相反してしまう愛情との間で苦悩する両親だが、はやり最後まで庇いだてしてしまう。そして彼らは愛する我が子をもう一度失うのだ。本来の居場所をみつけた息子が自分の墓に我が身を埋葬せんとするラストが哀しい。
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