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泥だらけの青春のmingoのレビュー・感想・評価

泥だらけの青春(1954年製作の映画)
3.7
ラストがなかなか報われなくて壮絶、演出吉村公三郎の演出によるものか。スターへの成り上がりからその虚像と芸能産業の厳しい現実を浮き彫りにした映画業界残酷物語の力作。なかなかこういう映画はあるようで無かったように思う。結局俳優は商品であり自己主張の権利などないという冷徹な事実をエンタメに落とし込む名脇役菅井一郎監督と五社協定違反者第一号の三國が演じるリアルさに刮目。流石は菅井、加東大介小杉勇伊藤雄之助十朱久雄滝沢修など友情出演の豪華さは過去一か。
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