ごんす

その日の雰囲気のごんすのレビュー・感想・評価

その日の雰囲気(2015年製作の映画)
2.0
ナンパ成功率100%を誇る完璧なプレイボーイと容姿端麗な無敵のこじらせ女子?のお話。
自分が凄まじくターゲット層から外れているのに気持ちの良いぐらいおバカなジャケットに惹かれて鑑賞。
観る前から意外と良いと高評価してやろうと思ったのに無理だった。

ワンナイトする、しないでワチャワチャしてる二人を死んだ魚の目をして観る前半~中盤。
後半はそれぞれのバックボーンがあっさり描かれ何億回も繰り返されてきた王道ラブコメの展開へ。

死ぬほどどうでも良い話なので登場人物に対して好感あるいは嫌悪感を抱かないと興味が持続しないので完走はきついかと思われますが、この映画は本当に彼らに対して何も感情が動かなかったです。

「この男、軽いだけじゃなくて良いところもあるじゃない!」的な要素が“子供に優しいっぽい”とか“足を痛がっていたらケアしてくれた”とか小学生レベルのものしか出てこない。
 
女子側の魅力も“自分に関係のない他人の葬儀で涙を流していた”とか“ヒールで必死にくっついてくる”とかだけ。
それが急にかわいすぎる!みたいなことになっていてチャラ男の牙城崩れるの急だな!と思った。

女子の方は10年付き合ってる彼氏がいてうまくいってないという、それはそれで面白くなりそうな設定なのにそこはあっさり処理されていた。

メインの二人が惹かれ合う物語ですよと分かっていたけど、これはすごいなぁ。
韓国のエンタメも良質なものばかりでなくちゃんとこういう粗悪品もあるんだなと少し安心した。

もし邦画でやるなら北川景子と綾野剛のドクダーデス(笑)コンビとかでやると良いかもです。
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