アズマロルヴァケル

CAGED -監禁-のアズマロルヴァケルのレビュー・感想・評価

CAGED -監禁-(2010年製作の映画)
3.1
国境なき医師団が闇医者の臓器売買に売られる怖い話。

内容は薄く、シンプルなのだが、臓器と両目?を抜かれた人間の死体はまさにグロ描写好きには見もの。あの死体だけでもじわじわと怖くなります。

そして、一番の見所は建築家の安藤忠雄似の闇医者。見てるだけで不気味で、何をしてくるか分からないとらえどころのない存在感が良かったです。

結局、なんといってもスペイン映画の「スウィート・ホーム」のように女性が果敢に立ち向かう映画であり、ラストシーンは弱いものの、木片で足を攻撃するところは見事でした。何よりも少女のアンナちゃんも一緒に脱出するからちょっと新「マーターズ」っぽい感じはしました。

それにしても、安藤忠雄似の闇医者よりも前半に主人公が見た悪夢のほうが明らかに怖すぎたのは私だけなのか?