ひろチン

ミュンヘンのひろチンのレビュー・感想・評価

ミュンヘン(2005年製作の映画)
3.5
パレスチナ問題、黒い9月事件を知ってる前提で撮られているので、予習は必須です。Wikipedia程度で大丈夫です。
映画としては意外と面白かったです。こうゆう手の映画はひたすら淡々としているので、たまにこれドキュメンタリーやんと思うのだが、さすがスピルバーグ監督でストーリは単調なんだけど演出が一々心に響くものがあって、中々見応えがありました。

復讐のむなしさを伝える映画というのは、一面しか捉えてないと思います。むしろ、途中で事件の回想シーンが挟まれたり、家族のためにという点が強調されたりと、むなしいんだけどやらない訳にはいかない、特に命じられた方はやらざるを得ない、大きな流れに誰も抗えない、そんな両面を伝える映画なんだと感じました。現代史の勉強にもなるので、暇ならオススメです。
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