黄推しバナナ

新・幽幻道士(キョンシーズ) 立体奇兵の黄推しバナナのレビュー・感想・評価

3.0
記念すべき「幽幻道士」第5弾。 中国を舞台としたアクションホラーコメディ。台湾映画。香港映画の霊幻道士とは全く別物。

続編に見えて続編ではない。
これは私が思う考察なのだが、次元が異なる幽幻道士マルチバース!
( )が前作と異なる点、考察も入る。
①=幽幻道士、②=幽幻道士2、③=幽幻道士3、④=幽幻道士4、(来)=来来!キョンシーズ、⑤=新・幽幻道士 立体奇兵、

近くのレンタル店にVHSのレンタルが無かった(販売VHS、レーザーディスクが合ったのかは記憶が無いため不明)、テレビ放映(地元)も無かったため、私の中でキョンシーブームが去ってからのDVD鑑賞になった思い出の作品。

【ストーリー】

「国民運動大会」が開催されついに決勝戦の「旗奪い」が始まった。
主催者デブ隊長
(①②デブ署長、③(来)デブ隊長の役者、④ではキャラの存在が削除されたが今回復活)
金おじいさん率いる黄色のチェンチェンチーム
(チェンチェン、チビクロ、トンボ、後2人名前不明の5人チーム。)
(「チェンチェン」は前作からの続投④出演。⑤テンテンの代役、名前はそのままでキャラ変更、「チビクロ」は1代目①④(来)出演、「トンボ」は前作からの続投③④(来)出演)
アンピン率いる赤色のアンアンチーム
(アルピンはアンアンの父親、真柴摩利
街の富豪、安道士、「アルピン」は①②の親方、③のムササビ道士、④の兄貴の役者。)
(アンアン後4人名前不明の5人チーム。)
(「アンアン」は前作から続投②③④(来)出演。②③はチビクロの代役、④はチビクロのキャラが復活したため名前はそのままでキャラ変更、(来)ではフィフィーの名前に変更。)
爆竹が鳴りスタート
④のエンディングテーマが流れる
どういう競技なのかルールなのかわからないまま続く
一輪車に乗ったり
米ぶつけたり
蹴ったり
殴ったり
トンボが旗とって勝利
アンアン納得いかず喧嘩売る
(アンアン敵キャラに変更)
夜森の中一輪車を走らせるチェンチェン、チビクロ、トンボ
泣き声が聞こえチェンチェン達泣き声の方へ
檻に捕らえられていた狐をチェンチェン達助ける
アンアン達喧嘩を吹っ掛けてきた
さっき助けた狐は森に住む妖精ミミだった
(④名前はそのままでキャラ変更)
妖精ミミ参戦
フルボッコに合うアンアンたち退散
薄暗い部屋に道士が使う道具と祭壇
特殊霊魂に似た赤色と青色の人形が数体、生首が天井から吊るされたもの、首吊りにあっているもの、地面に無造作に置かれたもの
キョンシーが入る天井から吊るされた棺桶が数基、気味が悪い
そこへ「アンピン/安道士」が訪ねてくる
首を吊った状態の「フウ先生/祖師爺(そしや)」登場
(金おじいさんとアンピンの師匠)
魔界を征服し、さらに現世をも征服せんとする野心に取り憑かれている
妖精ミミとベビーキョンシーを生贄にするためアンピンに捕らえて来るよう命令
森を通り町中を抜ける道士(長三道士)率いるキョンシー
(①②より旗、装束の質がよくなって、色も青色から黄色にデザインも変更、御札を入れる袈裟懸けが長くなっている)
(「長三道士」前作からの続投①②(来)出演、②で半キョンシーになって金おじいさんによって退治されたが⑤で何故か生きて登場)
金おじいさん、チェンチェン、チビクロ、トンボ、道士(長三道士)率いるキョンシーに出会す
金おじいさん、道士(長三道士)率いるキョンシーを義荘(自宅兼霊廟)に招き入れる
(チェンチェン、チビクロ、トンボ、は金おじいさんと共に暮らしている設定)
道士(長三道士)が「キョンシー風魔(洪坤(ホンクン))について説明
普段から厳重な管理を必要とするほど凶暴、そのため顔面には御札を貼られた籠、手足には手錠を付けている、生前は凄腕の道士で自分の姿を消す術を会得していた
義荘(自宅兼霊廟)の中でチェンチェン、チビクロ、トンボがロープを使って遊んでいる
(どういった遊びかは不明)
妖精ミミとベビーキョンシーが仲良く登場
(ベビーキョンシー役者変更2代目)
みんなで仲良く遊びだす
線香の煙で汚れた顔のベビーキョンシーを洗いに礼拝部屋からみんな出ていく
アンアンの召使い達がアンアンの命令でキョンシー風魔を盗み出すことに成功
町中を運んでいる最中、不審に思ったおっさんにキョンシーの御札を剥がされる
キョンシー風魔暴走
おっさんキョンシー風魔に噛まれる
アンアンの召使い達逃げる
朝キョンシー事件を調査にデブ隊長が金おじいさんを訪ねてくる
チビクロとトンボがキョンシー風魔に仮装していた為何を逃れる
風魔を捕まえるため竹林に罠を仕掛けて夜を待つチェンチェン、チビクロ、トンボ
ニワトリにおびき寄せられてキョンシー風魔登場
ネット網お札作戦失敗、たまご爆弾失敗
チェンチェン、チビクロ、トンボ退散
町中で暴れまくるキョンシー風魔
警察隊フルボッコ全滅
アンアン自分が命令した事への責任の重大さに気づく
チビクロとトンボがキョンシー風魔に仮装していた事が金おじいさんにバレる
チビクロとトンボを庇いにアンアン登場
金おじいさんと道士(長三道士)、チェンチェン、チビクロ、トンボ、アンアン、キョンシー風魔を捕獲しに深夜の森に
人の血を吸ってパワーアップしたキョンシー風魔をなんとか捕獲
奇兵(きへい)を製作中のフウ先生
チビクロとトンボに許しを請うアンアン
身ぐるみをすべて剥ぎ取られパンイチになって仲直り
仲良く一輪車で遊ぶ四人
一輪車の運転ミスで崖から落ちたチェンチェンを妖精ミミが助ける
竹のシーソー、川で石投げをして夜遅くまで遊ぶチェンチェン達と妖精ミミとベビーキョンシー
夜も遅いので義荘(自宅兼霊廟)に帰るチェンチェン達、妖精ミミとベビーキョンシーとお別れ
結界を貼って妖精ミミとベビーキョンシーを生け捕りにしようとする安道士
安道士の法術によりベビーキョンシー囚われの身に
チェンチェン達が助けに駆け付け、法術で対抗
みんなの力を合わせ安道士の法術を解除、ベビーキョンシー助かる
町に戻って来たチェンチェン達を職務質問して嫌がらせをするデブ隊長
妖精ミミの力で、デブ隊長の衣服を無くしてパンイチに
デブ隊長「やだ~、なんで裸になっちゃうの?乳首見えちゃうじゃない♡誰にも見せたことないのよ♡やだやだこんなの絶対やだ~♡お母さんに叱られちゃうわ♡」
デブ隊長オネエキャラに
金おじいさん、キョンシー風魔を封印しようとした矢先、フウ先生の法術でキョンシー風魔をさらわれる
金おじいさん、デブ隊長にキョンシー1体ないことがバレて連行される
義荘(自宅兼霊廟)で困り果てるチェンチェン達と妖精ミミとベビーキョンシー
そこへ安道士が妖精ミミとベビーキョンシーを捕らえに
魔界へ通じる紙の家に吸い込まれる妖精ミミとベビーキョンシー
一方、フウ先生は妖精ミミとベビーキョンシーを生贄に現世をも征服するための魔界の法術の真最中
牢屋に投獄されている金おじいさんに相談にやって来るチェンチェン達
フウ先生の魔界の法術を阻止するために、道士の装束に着替えてやって来るチェンチェン、チビクロ、トンボ、アンアン
(装束は①②とは異なり新デザイン、チェンチェン(白)チビクロ(黒)トンボ(青)アンアン(赤))
チェンチェン、チビクロ、トンボ、アンアン魔界へ通じる紙の家に
奇兵(きへい)が多数飾られた部屋に到着
(特殊霊魂に似た赤色、青色の衣装の操り人形兵士)
ひまわり、シャボン玉、蝶々か飛び交う
幻想的な雰囲気
奇兵(きへい)ダンス
襲いかかる奇兵
チェンチェン、チビクロ、トンボ、アンアンvs奇兵
安道士息子のアンアンの身が危険なことを暗示、金おじいさんに今の状況を相談
金おじいさんを釈放してほしいとデブ隊長に頼むが聞いてもらえず
業を煮やした安道士と金おじいさんはキョンシーを使って警察署を襲撃
金おじいさん脱走
安道士と金おじいさん、チェンチェン達のもとに急ぐ
チェンチェン達、中国の獅子舞3体に悪戦苦闘
逃げる青色の奇兵を追って最下層に
銀色の柱が多数立っている暗い部屋に
仮面を被った中国雑技団風の敵4体が襲う
やばいぐらい強いピンチ
力を合わせて何とか撃退
金おじいさんと安道士、魔界へ通じる紙の家に
捕らえられた妖精ミミとベビーキョンシー発見
ラスボス、フウ先生登場
チェンチェン達vsフウ先生
フウ先生の法術、白装束狐の分身
チェンチェン達vs白装束狐の分身
なかなか強い
妖精ミミとベビーキョンシー助太刀に
チェンチェン達、妖精ミミとベビーキョンシーvsフウ先生
ピンチになったところ安道士駆け付ける
安道士説得するも聞き入れてもらえず
安道士vsフウ先生
チェンチェン達、妖精ミミとベビーキョンシーvsキョンシー風魔
キョンシー風魔撃破
チェンチェン達、妖精ミミとベビーキョンシー無事現世に生還
安道士、フウ先生を道連れに爆死
死んだと見せかけてフウ先生現世に生還
金おじいさん、チェンチェン達、妖精ミミとベビーキョンシーvsフウ先生
フウ先生ヤバいくらい強化されて強い
みんな歯が立たず
妖精ミミとベビーキョンシーの最後の力を振り絞ってフウ先生を道連れに死亡
悲しむ金おじいさん
泣き叫ぶチェンチェン、チビクロ、トンボ、アンアン
エンドロール
70年代の日本で流行った「アットホームなファミリードラマ」みたいな曲が流れる

劇終

アクション ★★★★★
ホラー   ★★☆☆☆
ヒューマン ★★★☆☆
ファミリー ★★★★★
コメディ  ★★★★☆

どうも幽幻道士1の続編でもなく幽幻道士2リブートとして作ったわけでもなく幽幻道士3、4の続編でもリブートでも無くなった。
※①②③④の類似する点が新・幽幻道士 立体奇兵、にはまったく無い。強いて言えばキャラ(味方、敵)の方向性は(来)に類似しているがストーリーの根本的な流れは全く別物になっている。

制作側としては幽幻道士4の続きを作らないといけないし、幽幻道士4のヒットでかなりの制作費が出たため、幽幻道士シリーズの流れを変えて新しい風を取り入れて作りたかったのではないだろうか。そのために続編にも見えないリブートにも見えない結果になる。
また大人の事情(お金絡み)で①②③④(来)の幼少期テンテンの出演が無くなった。

幽幻道士4で成功した「スピーディーなアクション」に、幽幻道士4で無かった「ファミリー的な要素」の改善が見て取れる。

①②にあったキョンシーとの戦いを見たいのであれば✕
③④のド派手なアクションを見たいのであれば◎
①②③(来)のテンテンを見たいのであれば✕
①②の様な世界観を見たいのであれば✕

まるで幽幻道士のファンを突き放した感は有るが、次で最後シリーズになるので見守りましょう。

製作者側が意図してないにしろ、次元が異なる幽幻道士マルチバース化に作品はなっている。

※幽幻道士1・2・3・4・(来)の詳しい内容(ストーリー)はそれぞれの作品のレビューを、幽幻道士1はレビューの「コメント欄」に入力しましたので興味ある方はご覧ください。

①鑑賞年齢30代
②心に余裕鑑賞なし
③思い出補正あり
④記憶曖昧
黄推しバナナ

黄推しバナナ