ノッチ

新・幽幻道士(キョンシーズ) 立体奇兵のノッチのレビュー・感想・評価

2.5
テンテン達が罠にひっかかっているキツネを助けると、キツネの精霊があらわれみんなと友達になる。

一方、金おじいさんの師匠でもあるフウ先生が、魔界を征服しようと企み、キツネとベビーキョンシーを生贄にするためさらってしまう。

テンテン達は助ける為に乗り込むのだが、そこには凶暴なキョンシーが待ちうけ、テンテン達を苦しめる。

幽幻道士シリーズの5作目。

長らく幻の『幽幻道士5』としてファンの間に語り継がれていたのだが、DVD化に合わせて初めて日本向けでリリースされた。

DVDには当時収録されたと思われる吹き替えが収録されていたので、恐らくは放映する予定ではあったのだろう。

(金おじいさん役の声優、宮内幸平氏は1995年に他界している為、新録ではない)

ついにテンテンがまったく出ない作品に。

テンテン役は前作に出てたちょっとかわいい子。

だがテンテンがいないという事実は変わらない。

他にも前作から何人か出てる。

ストーリーは、何か内容が薄いと言いますか…ダラダラ感があったなぁって。

この映画も、最早キョンシーがどうのこうのという話ではなくなり、キョンシーは添え物程度。

ただ、姿がふいに見えなくなるキョンシーっていうのが地味に怖かったですが。

あと、ベビキョンは大活躍でした。

ラストはスッキリせず。

まぁこれはある意味80年代ぽくていいんじゃないか、うん。

そして戦闘シーンが少なく感じた。

動きにキレがなくわくわく感が薄れた。

また、本作で使用している道具や衣装諸々が過去作の物ばかりで、キョンシーのメイクも結構雑い部分が多い。

シリーズの中では前作と同程度の面白さかな。
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