ゆかちん

インクハート/魔法の声のゆかちんのレビュー・感想・評価

インクハート/魔法の声(2008年製作の映画)
2.9
終始シリアスだけど、家族で楽しめるファンタジー映画。
本を朗読すると、その本の中の人物がこちらの世界に出てくる「魔法の舌」の能力という、なかなか面白い設定。
児童文学とかが元になってそうな話でした。

今見ると結構有名な俳優が出てる。
主人公の人、既視感あるけど誰だろて思ってたら、ザ・ホエールの人なのか!若い頃こんな男前だったとは。。
MCUでヴィジョンになる前のポール・ベタニーが美しすぎて驚いた。背が高く色白くハンサムな顔立ちにブロンドヘアー。確かにメルヘンファンタジーに出てくる異世界の存在にピッタリだった!



本の修理人のモーティマ(ブレンダン・フレイザー)と、その娘のメギーは、「インクハート」という本を探して旅をしていた。
ある日、ついにその本を見つけた彼らの前に、ほこり指(ポール・ベタニー)と名乗る謎の男が現れる。彼は自分を本の世界に戻せと二人に迫る。
実はモーティマには「魔法の舌」と呼ばれる特殊能力が備わっており、その力は本を朗読することで描かれている登場人物を現実世界に呼び出すというものだったーーー。




本の世界から現れたカプリコーンが、吃音?の魔法の舌をもつ人を捕らえて、次々と本の世界からモノや生き物を呼び寄せて、こっちの世界を征服しようと企んでるのを止める話に。
アンディ・サーキスがカプリコーン役。
悪役やっぱ似合うな笑。
この俳優さんも、異世界の存在に似合うな!
しかし、日本人的にはお菓子を思い浮かべてしまう名前やな。

本の中の存在をこちらの世界に呼ぶことで、こちらの世界の何かが本の世界に行ってしまう。
ということで、モーティマの奥さんが本の世界に行って…てことで、モーティマは奥さんを探している。
でも、実は奥さんは別の機会に本の世界からこちらの世界に呼び出されていた。しかし、吃音の魔法舌のせいで声は本の中に置いてきた…という設定が、なんかしっくりくるようなこないようなやったけど笑。
奥さんはシエンナ・ギロリー。美人。。

その奥さんの親族役にヘレン・ミレン。
めちゃ似合う役やった笑。
気高く口が立って強いw
ヘレン・ミレンをバイクに乗せて走らせたのは良かった笑。
カッコいい〜!!
ヘレン・ミレン出てたら、なんか安心感あるね。

本の作者役にジム・ブロードベント。
こちらも似合う笑。
作者は現実世界は辛くて、本の世界に行きたいという。
それが夢だけど、本当にそうしてしまうのは驚いた。
無事やっていけるかなぁ〜。。


親子、家族の物語であり、娘の成長の話でもあるのかな。
娘の能力が覚醒し、彼女も魔法の舌を持つことが判明。
作家を目指していた彼女が物語を書き換え、カプリコーンたちを葬り、本の世界から出てきた者たちを本の世界に返して終了。
…なるほどってなったけど、この子、ある意味恐ろしい存在になりかねないよね。
自分で書いてその通りにしてしまうのなら。。
…という無粋なことを考えてしまった笑。


カプリコーンが住み着いていたイタリアの古城?とか、街並みとかも雰囲気あって良かったし、闇の映像とかのCGも程よく良い感じ。
ファンタジーな世界に浸るのに良かった!
ゆかちん

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