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永遠の僕たちの346のレビュー・感想・評価

永遠の僕たち(2011年製作の映画)
3.4
話としては、面白いし可愛いと思う。でも、個人的にはあっさりしすぎている気もする。なんでだろ。デニスホッパーの息子がちょっと表現力が足りない気もするけど、それだけじゃないような。

そうか!この映画は、「ハロルドとモード」なんだ。同じように死のゲームをしてる少年が出会う女性が、余命幾ばくかのミア・ワシコウスカか、お迎え間近の79才のクソババアかの違いなだけで、ほとんど一緒だから比べてしまったんだ。

そう考えると自分は「ハロルドとモード」のほうが好き!先に見てるからかもしれないけど、いや、あれのほうがいい。だってミア・ワシコウスカは可愛いじゃん!そりゃ全力で愛しちゃうよ。それに比べて79才の天真爛漫ババアと結ばれる感情のほうがもっとピュアで、何もわかってなくて、だからこそ真っ直ぐな感じが好きだったかな。
加瀬亮が演じる特攻隊員の持つ死の象徴、戦争の影をババアも背負ってるし。


あとこの話は、もっと幼い男女で描いてくれたらもっと好きになれたかも。小学生ぐらいの男の子のイマジナリーフレンドが日本兵。という形のほうが可愛い気がする。三人が並ぶ姿も絵になりそうだし。
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