ユウカ

引き裂かれたカーテンのユウカのレビュー・感想・評価

引き裂かれたカーテン(1966年製作の映画)
3.0
鈍重な物語運びとヒッチコック後期の作品に散見する積み込みすぎ感のある多くの要素でガチャガチャしていて、他作品と比べると当然見劣りはする。
イディスヘッドの衣装は相変わらず良い
何より大戦後のベルリンの荒れた街並みが見れる。破壊された建物が後ろにあったり美術館内での逃走劇など画づくりがかっこよくてやられる。
ただヒッチコックにあまりやる気がないのか全編がドライで生きのよさが感じられない。
殺人シークエンスは相変わらずネチネチしたこだわりが居心地の悪さと不快感を醸し出していて素晴らしかった。
ユウカ

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