【簡単なあらすじ】
A・ヒッチコックが手がける東西冷戦にまつわるスパイ映画。物理学者のある男がミサイル理論を盗み出すため、"亡命先"の東ドイツで策略を巡らせる。
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ファム・ファタールはこういうのじゃない!
こういうのじゃない!のはわかるんですが!
ヒッチコック映画の苦手なところがかなり強いです。簡潔にいうとヒロインが無知な女性のステレオタイプによって完成されているところがとても苦手。あとバスの中のおばさまも。スパイ映画に恋愛要素はいらんのですよ。
そのくせ要所要所でエスパーじみた有能な女が出てくるので妙な笑いどころに。協力者の女性や出国したいおばさまはいいんですけれど、最後唐突に出てきたあの女性は何。
透視能力でもあるんじゃあないかという勘の良さに、「もしかして何か見逃した?」と何度か序盤をリピートするハメになりました。
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いやいやいや!
やっぱり最後のあの女性はなんだったんだ!?