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エーゲ海の誘惑のcamusonのレビュー・感想・評価

エーゲ海の誘惑(2008年製作の映画)
1.5
ウクライナ映画は初めてということで、期待してみたのですが、
舞台はギリシャだし、言語は英語だし、ウクライナのウの字も見られない作品です。

新婚さんが、エーゲ海の島に大邸宅を買って、
画家の夫は絵を描いたりして、
優雅な新婚生活を満喫するかに見えたのですが、

妻が、素行不良になって、現地の女性と関係を持ったり、
夫と女性をくっつけようとしてみたり、
刺激を求めてアブノーマル路線に落ちるというような話です。

たまたま、妻の名前が、
この地にまつわる古代ギリシャの女性詩人と同じだったため、
詩人の魂が乗り移ったのか、本人が勘違いして浮き足だったのか、
気持ちのタガが外れてしまったということなのでしょうが、

古代の芸術家が憑依したような重みはまったく感じられないし、
あっけらかんと行動する割に、他人に対してはやたらヒステリックだし、
長々と詩的または哲学的な表現を並べたりするのが寒いわで、
何を伝えようとしていて、何を楽しめば良いのかよくわからない作品でした。


映像は綺麗で、普通に金をかけてるだけに、スッキリしない感じです。
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