クレイジー・ホースと一緒だとやんちゃなニール・ヤングだが、こちらはいぶし銀のニール・ヤング。バックを務めるミュージシャンたちも年季が入った人たちばかりで、コーラス隊にエミルー・ハリスがいるのも贅沢。特別なパフォーマンスを見せるわけでは無く、名曲「Heat of Gold(孤独の旅路)」などをじっくりと歌って聴かせてくれる。なので、ジョナサン・デミもそれに応えるように、ライブものによくありがちな細かな編集や横移動の繰り返しなどの小細工は一切しない。基本的にはヒキの画とヨリの画を積み重ねるだけ。実にストレートな作りだ。それにしても良い声してるなニール・ヤング！
