スギノイチ

セイブ・ザ・タイガーのスギノイチのレビュー・感想・評価

セイブ・ザ・タイガー(1973年製作の映画)
3.0
倒産寸前の社長が追い詰められ、やがて保険金目当てに自社の放火を計画する話。
暗く殺伐とした70年代とジャック・レモン、一見アンマッチな取り合わせだが、60年代にも『酒とバラの日々』とかやってたしな。
この監督、『ロッキー』以前は鬱屈した変な映画ばかり。

正直面白くはないが、金策やらお得意様への女の斡旋やらで疲弊していくジャック・レモンの哀愁がしみる(”得意客”が変態プレイで呼吸停止しやがった時の処理の「めんどくせー!」って感じに同情)。
拾ったヒッピー女との一夜も良い。
終わるタイミングに少々驚き。
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