Gatt

ワイルド・チェンジのGattのレビュー・感想・評価

ワイルド・チェンジ(1989年製作の映画)
3.8
こんなに熱いモーガン・フリーマン、若い時の作品じゃないとないかな(笑)。
ほぼ演説状態w。キング牧師を彷彿とさせる。そもそもが真面目キャラだから、スゲェ隙なく熱いw

20年前、名門イーストサイド高校の熱血教師だったジョー・クラーク(モーガン・フリーマン)は、他の教職員と考えが合わず、学校を去った。そのときの彼の言葉通り、イーストサイド校は退廃し、「暴力の るつぼ」とまで言われる、落ちこぼればかりの荒れた学校になってしまった。
学力レベルを上げ、立て直す為、教育委員会は新たな校長をクラークに依頼する。


しかし、本当に無茶苦茶な荒れ様で、酷過ぎw。日本でも80年代も校内暴力とか荒れてた時代だけど、本当にちょっとしたスラム移した感じw

強硬的で、今じゃ問題あるやり方もあるけど、プッシュした改革って必要な時もあるよね。ビシバシと取り組んでいくクラーク校長。
やり過ぎ感もあって、観てて正直疲れたw。
でもこれ実話ならしい。校長と生徒との距離が凄い近くて、びっくりします。

トイレのアカペラ校歌は良かったー。校歌がこんなにカッコいいなんて、学校好きになるかもねw。因みにこのメンバーは後に全米デビューする「Riff」のメンツなんですって!元R&Bファンには懐かしくも美味しい情報♪

タイトル曲Lean On Me は名曲。
クラブ・ヌーヴォーで知ってるけど、映画では本家のビル・ウェザースでもなく、ゼルマ・ヒューストン&ワイナンスバージョン。
ノリも良いし、歌詞も率直に助け合い友情系だし、歌い継がれてますね。講堂で全校生徒ひとつになって歌うシーンは、痺れます。

今じゃ、些か時代錯誤に感じる点もあるけれど、王道の、荒れた学校改革モノ。最後の卒業式エンドロールも爽やかに笑顔になりました。
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