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恋の情報網のmhのレビュー・感想・評価

恋の情報網(1942年製作の映画)
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ナチスドイツ・ヒトラーをどうにかしないといけないというテーマのロマンチックコメディ。
アメリカのバーレスクダンサーが玉の輿に乗って、オーストリアの男爵とこれから結婚しようとしているタイミングで、新聞記者ケーリー・グラントと出会う。
ナチ党員であることを男爵は隠していて、ケーリー・グラントのほうは一目ぼれして行動している。
1942年11月に公開されたヒット作とのこと。その時点で、
・ユダヤ人は迫害されていること。
・だからってユダヤ人はどこにも行くあてがないこと。
を示している。
後者に関しては、ハリウッドで職を得たユダヤ人が関わってこそのセリフだったのかもしれない。(もちろん、イスラエルという国はまだできてない)
時計の文字盤の上に、針の代わりにハーケンクロイツがぐるぐる回っている小道具よかった。
ラストは「船から落ちた悪役を助けに戻った」わけではなく、「助けに戻ったけど、悪役が泳げないことをヒロインから聞いて、さらにもう一度進路を変えてアメリカへ」ということらしい。解説読んで納得した。
面白かった。
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