もか

デビッド・クローネンバーグのシーバースのもかのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

離島に佇む高級マンションの住民がシーバースによってどんどん感染されていく様子が、今のコロナの時代を表してるようで、40年前の映画とは思えない、今を捉えた映画だと感じた。
また、後半の、感染した人間が人間を汚染していく様子が「ゾンビ」を見ているような、似ている感覚になった。

シーバースのなんとも言えない気持ち悪さと、形、感染の仕方が、グロくてどエロくて頭から離れないほど印象深い。

解決の鍵を握るはずの医者や科学者たちが必死になって解決しようとしているけど、そもそもの病気の発信源が大学教授(科学者)である事が、なんとも虚しいなと思った。

いつの時代も、事件や病気を解決できるのは科学者しかいないけど、発信源も科学者たちなのかな?と思ったら、世の中動かしてるのは科学者なんだなって、改めて実感した作品でした。
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