公開後すぐに打ち切り、日本では劇場未公開作品。埋もれてしまった戦争映画ですが「オッペンハイマー」で少し話題になってるみたい。
真珠湾攻撃から9ヶ月後、マンハッタン計画の始まり、その中でのトリニティ実験、それに関わった人間が描かれている。
計画を牽引した職業軍人グローヴスをニューマンが演じた。彼の冷徹な統率力がこの作品の主軸だ。「オッペンハイマー」ではマット・デイモンが演じだ。
科学者たちのプライベートを調べ尽くし、選択肢を狭めコントロール、原爆の開発一筋に導いている。
史実を元にしているため娯楽性は薄く、かといって完全なるノンフィクションとも思っていない。兵器の開発を誰がどのように進めていくのか?その狂気や葛藤、抗えない流れを見た気がする。
鑑賞中、隣でパートナーが
『こいつらみんなアホみたいに頭いいんやろうね』って言ったのに笑った。
アホみたいに頭がいい…確かにそうかもしれない。それぞれが素晴らしく優秀なのに恐ろしいもの作りだしたんだもんね。
看護師役のローラ・ダーンがキュートでした。