こぅ

ラヴ・ハッピーのこぅのレビュー・感想・評価

ラヴ・ハッピー(1949年製作の映画)
3.9
デヴィッド・ミラー監督による、マルクス兄弟最後の主演作で、兄弟次男のハーポが主役のバックステージもの【スラップスティック・コメディ】。


貧乏劇団の食料調達係に扮したハーポ(ハーポ・マルクス)が、ロマノフ王朝のダイヤが隠されているイワシの缶詰を手に入れたことから起こるドタバタ…。


またハーポが喋れない(喋らない)キャラで芸達者振りを披露。

ハーポのレインコートのポケットからあり得ない大きさと数の物(マネキン等)が、次々と出てくる他、クライマックスの屋上でのダイヤ巡る、ハーポとギャングの追いかけっこでは、またまた理不尽な 映画的演出 を見せる。

本筋とは関係ないところのお楽しみで、
チコのピアノとハーポのハープの演奏が素晴らしい‼︎
特にハーポのマギー(ヴェラ=エレン)の誕生日に奏でるハープ(遙かなるスワニー河)が感動的だが、直後のベタなオチ付き。

そのマギーのバレエとダンスも中々楽しめる。

イグリッチ(イロナ・マッセイ)も美人だが、サム探偵(グルーチョ・マルクス)のクライアント役で、数十秒出演の スペシャルゲストM が、鮮烈過ぎた〜‼︎


二梃拳銃には及ばずも中々小ネタが楽しいコメディ。
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