ぽぱゐ

H.G.ウェルズのS.F.月世界探険のぽぱゐのレビュー・感想・評価

4.2
昔の作品だけども比較的新しいSF作品。噛み砕いて説明しますと、国連が連携してやっっっといけた以前の月に一個人の人間が来た痕跡が見つかって大騒ぎ。同時に見つかった紙に書いてある名前からたどった関係者をあたって当時の月でなにがあったかの思い出話を聞くというもの。
この作品が公開されたのが実際にNASAが人類で初めて月面着陸に成功した年の5年前。月へのロマンが最高潮に達している時なんです。原作はもうちょっと前にでてるんですが、ロマンがうまく時代とマッチしていい出来になっています。
国連より前に主人公含む3人でなぜ宇宙までこれたかというと、物体に塗ると浮く塗料を機体に塗って出発してきたわけです。「アップサイドダウン 重力の恋人」(2012)でもシワをなくすクリームとして使ってた塗料で浮いてたからちょっと似てますね。もしかしたらここからかも。
宇宙服がないから潜水服で代用したり月にいるエイリアンは置物同然の動き方しているんですがそこがいい!技術が追いついてない分ロマンと発想で勝負だ!っていうね。こっちまで楽しくなっちゃいます。それが伝われば成功です。
SFXを担当したレイハリーハウゼンという人。有名人らしく、「原始怪獣現る」というゴジラに影響を与えた作品を作った方でした。内容はゴジラとほとんど同じ。びっくりするぐらい。ゴジラに影響を与えたのはこれだけではなく、おそらく(あくまで個人の予想)モスラにも影響与えてますね。そっくりなのがでてきます。
夢とロマンと冒険が存分に楽しめるいい作品でした。

http://s.ameblo.jp/cap-tei/entry-11995816236.html
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