この厳粛さと精神性の高さはなんなんだ一体。途中から正座して観てしまった。儀式のような空間構成と自律的なキャメラ・ワークから生み出される緊張感と厳粛さが素晴らしい。
傾斜と水平、決して交わらない視線、…
あまりに美しく、精緻に組み上げられた画面というものは作為ではなく、奇跡のように見えてしまうことを知った。神性を帯び、畏怖すら覚えてしまうまでに。この約2時間の映画鑑賞はそういう体験だった。
空間に…
人生は愛である。
登場人物達の目線が決して合うことはなく、永遠にすれ違い続けている。愛している人とは視線を交わすことはない。
たまにこっちを見られているようで怖い。
女の愛と、男の仕事は最初から…
視線の断絶とフレーミングでディスコミュニケーションを描く作品は数あれど、2時間ここまで視線が合わない(切り返しは序盤の夫との会話1回だけ?)絶望的な映画は見たことない。疲れ切ったしまるで掴めた感じが…
>>続きを読むカットをあまり割らずにカメラを移動させながら長回しを持続させてるけど、カメラを動かしてもカチッとした構図を決められるのがまずすごい。
安定的な画面でずっと会話が続いてたのでちょっと眠くなったけど、
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(c) Danish Film Institute