退屈なんだけど嫌な退屈さではなかった
ドライヤーて女なのではってくらい心情や微妙なニュアンスを撮るのが上手い
鏡の使い方、影の使い方はすごく綺麗
ただ詩的すぎてなぁ、ゴダールとか苦手な理由を思い出し…
終始作為的な視線のズラしが繰り広げられるが、無闇にカットを割らずに長回しを選択したのが偉い。カットを割らないことで、画面には嫌らしさではなく気まずさが漂う。カメラをそこに置いたのではなく、そこに置い…
>>続きを読む大半がワンシチュエーション会話劇の中で、視線の交錯とか動きとかにかなり厳密に撮られてて、確かに様式美は今までと変わらずある。ただ、「中世的な信仰と個人」から「近代的な抑圧と個人」にテーマが変わってる…
>>続きを読む最近、見たゴダールやエリセでも言及されていたドライヤーの遺作。
古典演劇みたいな作品。最初全然入り込めなかったんだけど、だんだんと、完成度の高い作品だということがわかる。まあ結構ブーメランではあり…
国家の大臣に任命されようとしている夫に満足していないゲアトルーズは、若い作曲家エアランを愛するようになる。ある日、エアランと外国から帰国した詩人ガブリエルの祝賀会に参加した彼女は、会場で倒れてしまう…
>>続きを読むすっごく下世話な話を詩的な言葉で綴って行くという、ひとつ間違えれば目も当てられない大惨事になりかねんところをちゃんと映画として成立させて観せ切る匠の技。「ひとりの女性と三人の男の、求めるものと与える…
>>続きを読む(c) Danish Film Institute