これ好きだなぁ、わかる、男は絶対に女のこの深くて真っ暗で不幸な愛のことを一生感じることができない。女に生まれてよかったとは思わないけど、初めて女でいることを誇りに思えた映画だったな。全てが写真撮影を…
>>続きを読む長回しのキャメラはポジションを変えながら饒舌に会話する男女の決して交差することのない視線の動きを冷めた負のエモーションの下にキャッチし、ゲアトルーズと男が呼び掛ける女の名前が虚空の愛のように滑稽なま…
>>続きを読むつねに虚ろな女の瞳、けっして交わらない男女の目線。
誰かか誰かの肖像画を映し返しつづける鏡面。
「愛こそすべて」ゆえに孤立へ邁進する女の前で、若さ/地位/名声を無力化された男達がただ見送る。幽かな…
やっぱり自分ごと映画がいちばんすき!てなった 会話会話そして会話、恋愛を運動素とした会話劇がいちばん観てて楽しい…ゲアトルーズと3人の元夫、ならぬゲアトルーズと離婚寸前の夫と若い愛人と元カレ(と旧友…
>>続きを読む人生は夢
完璧な愛を追い求めた女の話。
男女間の距離と緊張感をものすごく感じる映画だった。
人物を中心にしてカメラが動く。
見終わったあとになんだか疲れた。。
もっとてきとうではいけないのか。。
…
夫の気持ちは富と成功とボケ防止で読んでる本のタイトルすら思い出す気もない老母に向けられている。愛と見せかけているのは美しい妻への執着に過ぎない。
嗚呼、なんて虚しいの、ゲアトルーズ。
心の空虚を満…
『奇跡』に対照的な「外部」の映画。画面に映る徹底した「現実」は、ゲアトルーズの視線の先にある「外部」へと幾度も開かれる。完全なる『寝ても覚めても』の元ネタだったが、しかし開かれた「外部」へと登場人物…
>>続きを読む静的な印象を受けるが、揺れ動く心理描写はスリルがある。男性は皆情けなく、ゲアトルーズが求める「愛」は成就することはない。そもそも、その「愛」は叶う類のものなのか。交わらない目線、鏡の使い方、長回し、…
>>続きを読むスクリーンで見たらあんまりにもすごすぎて興奮して震えてた。冒頭、夫に視線を合わせないゲアトルーズ。視線があったように見えるのは切り返しが始まったとき(だが視線が本当にあっているのかはわからない)。彼…
>>続きを読む(c) Danish Film Institute