【一言で言うと】
「プラスティック・ラブ」
[あらすじ]
弁護士の妻であるゲアトルーズは夫との結婚生活に不満を抱き、若き作曲家エアランとも恋愛関係にある。ある日、彼女の元恋人であり著名な詩人ガブリエルが突然帰国し祝賀会が催され、ゲアトルーズはエアランの伴奏で歌唱するが突然卒倒してしまう...。
ちょっと期待し過ぎたかもな😅...
個人的にストーリーとしてはそこまで嫌いでは無かったが、いかんせん演出と一言一句のセリフがどうも好きになれなかったです😞
しかもあのテのストーリーは今となってはいくらでもあるような内容なんでね(^◇^;)...まぁそこは巨匠フィルターなるものですんなり許容はできてしまうんですけど(ー ー;)
とにかく狙った演出かもしれないが、余りにもゆったりとした演技、それに演出にただただ退屈するばかりでしたね🥱
大きく展開するような起伏もなく、かと言って深みがあるような緩やかさではなく、ただひたすら愛の“不貞”についてダラダラ喋りまくる会話劇に徹しているせいか、観終わった後はまるで3時間の映画を観たかのような体感を味わいました。
それになんと言っても演出が独特というか、どこか演劇を観ているかのような感覚が印象的だったのですが、これがもう肌に合わなさ過ぎて結構キツかった!!😓
なんで目を合わさずに喋ってるんだ、お前はどこ見て会話してるんだ...などなど、終始ツッコミながら観てるもんだから全然集中できんかった笑。
それから一つ一つのセリフがもうクサいですし、元々が戯曲なのか、それっぽいニュアンスを含んだセリフが多いせいで観てるこっちもなんだか恥ずかしくなってくる始末。
愛する人に詩を送るなんていうキザな求愛なんか今時皆無に等しいですし、ていうか詩人ってなんなのよ?笑(唐突)
日本でいうあいだみつお的な人なんだろうか🤔...オラよく分かんねぇや(^_^;)
それでも男と女の愛の“価値観”の違いを上手く引き出せていましたし、“情熱的”な愛と“無機質”な愛ではこうも上手く噛み合わないのかと、誰かを愛し誰かに愛される事への難しさを感じました。
つくづく思うんですけど、“両思い”で好きになる事って本当に珍しいことなんですね(・・;)...
とにかく演劇テイストな演出やセリフに観ていて順応はできなかったが、それ故監督が持つ愛に対する“価値観”が冷淡にも、そして真理にも感じてしまう一本でした。
今の夫に不満を抱き、若い男に逃げてしまうがその恋も“一方通行”で...というあまりにも惨めな主人公ゲアトルーズなのですが、こういう恋愛模様って本当にあるのかな…なんて思ったり。
まぁ全く共感できんし何なら巻き込まれたく無いですし(^◇^;)...
そう考えると、好きに映画を観まくって自由気ままに生きていける自分は幸せ者なのかもね😌…