さしみ

ガートルード/ゲアトルーズのさしみのレビュー・感想・評価

3.8
カール・デオドア・ドライヤーセレクションvol .2から。
「ゲアトルーズ」は主役の女性の名前です。
弁護士?政治家?の夫と屋敷で裕福に暮らしながら若い作曲家とイイ仲になり元カレも登場しめっちゃ口説かれます。
愛を探し求めるゲアトルーズと3人の男達との会話劇です。
彼女が最終的にどの様な人生の選択をしたのか…。

面白かったのはそれぞれの人物が目線を合わせない手法でした。壁に掛けた絵の様にある鏡も活用されて、好きな人としか目を合わせないというインパクト。
何不自由なく日常を過ごしていたのに、物足りなさを感じてしまう。分かる様な分からない様な。
鑑賞後ジワジワとくる作品でした。
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