国家の大臣に任命されようとしている夫に満足していないゲアトルーズは、若い作曲家エアランを愛するようになる。ある日、エアランと外国から帰国した詩人ガブリエルの祝賀会に参加した彼女は、会場で倒れてしまう。
初カール・テオドア・ドライヤー。
先日の『瞳をとじて』でもその名が出たドライヤー。いくつか見たい作品があり、ちょうど特集で劇場で見られるまたとないチャンス‼️
4作見られる回数券を購入したけど、結局4作に絞れず、最優先でスケジュール🗓️を組み、全7本見られそう😊👍
さてこちらは、ドライヤーの遺作にして集大成❗️とのこと。
初ドライヤーなのにスケジュール都合上、1本目が遺作になってしまった😓
原作は舞台劇。どうりで、登場人物は視線を合わさず、明後日の方を向いて喋ってて舞台っぽい。見ながらアントニオーニや濱口竜介の作風を思い出してた。
愛を探し求めるゲアトルーズ。
夫、若い愛人、過去の男。
隣に座っているのに、徹底的に視線も気持ちもすれ違う。
この時代にこんなに堂々と不倫劇が描かれてることに驚く。
服を脱ぐところ、蝋燭🕯️の灯りの陰影なんかはモノクロならではの使い方。
鏡🪞の使い方も面白かった。
恋愛体質の方にオススメ。