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ガートルード/ゲアトルーズのryoのレビュー・感想・評価

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劇中、ゲアトルーズが求める愛は自らの信念を貫く事。
夫とも愛人とも昔の恋人とも分かり合える事のない、その全く噛み合わない会話を徹底して見せられた。

社会における女性の存在、その中で自らの信念に従って生きる事、孤独という選択肢。現代でも変わらないテーマ性と、もっと普遍的な人間の理不尽さ分かり合えなさを、会話として提示するその様は、サイレントからトーキーに移った映画表現の新たなチャレンジ、革命に近いものなのだと改めて思う。
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