たぶん塩田明彦が書いてた文章で興味をもって観たのだけど、本当に目線の交錯だけで成り立っている感じ。
序盤の物語や感情の見えない中での異様な距離感の男女のやり取りが最近みた映画描写の中で一番こわかった…
視線が独特。
3枚セットのBlu-ray BOXを購入。
カール・テオドア・ドライヤー監督の遺作にして最高傑作…と紹介されていた今作から観始めてもいいのかな?って一瞬は思ったけど、やっぱり観たいも…
「愛がすべて」を嘲笑うかのように、ヒロイン・ゲアトルードの静かなる悪性(誰にでもある)を通じて、妥協せず愛に生きた人間の結末を詩的に語った物語と捉えた。
女は愛を求めているが、経済的や権力、芸術…
ドライヤー鑑賞3作目
「奇跡(御言葉)」の方が完璧度は高い気がするが個人的には本作の方が「怒りの日」や「奇跡」より分かりやすくて好み。「愛こそがすべて、しかし、それは不幸に至る道」というテーマも…
一人の女性の人生と自由意志との因果関係、それに付随する責任についての問答。かつて私を愛した男も、今私を愛している男も、まるで私を愛していない男も、そのすべてをかなぐり捨てて、彼女は孤独である事を選び…
>>続きを読む多くの偉大な作品を残したデンマークの巨匠、カール・テオドア・ドライヤー監督が最後に描いた凡庸なメロドラマです。
大臣に任命される夫カニングですが、妻ゲアトルーズは別れを切り出します。ゲアトルーズに…
(c) Danish Film Institute