ベニー含め一家は頭がおかしい。
豚が殺されるビデオを何回も見返したり。ビデオレンタル屋で会った女の子を家に連れ込み殺しちゃうし。リアリティが感じられないからこそ、怖いものを感じた。逆にリアルなのかも…
「撮影する」とは何か。この問いかけに対し、最も危険性を指摘するのが、ハネケである。
撮影することで得られる映像は、間違いなく撮影者のモノとなる。だが、「撮りたい」という欲望が、単なる「欲求」と同一…
~×××~やっちゃ~いけない好奇心~×××~
好奇心の塊
こうやったらどうなるかなぁ~
ああしてみたらこうなるかなぁ~
どうやったらああなるのかなぁ~
豚はああやって殺すのかぁ・・・
苦しいのか…
ミヒャエル・ハネケ監督の初期三部作の二作目。1992年オーストリア映画。
冒頭から突然始まる豚を殺すビデオテープ。少年はこの屠畜映像に魅せられていた。街で会った名も知らぬ少女を家に招き、共に冷えたピ…
作品のタイトル通り、ベニーのビデオでした。
この作品はいつものハネケ作品に比べて、ストーリーは明解だと感じたし、不安定な要素も少なかったように思う。精神的な不安定さ(闇)からくる衝撃問題作ではなく、…
このディスコミュニケーション!
現実世界との乖離!
ハネケ監督作品は、俳優が凄い。
息子と彼の犯した罪の記録を見つめる母親の姿や、息子の罪を隠蔽しようと画策する際の母親の笑い。あんなの演技なのかよ…